買取実績
東京都北区にお住まいのお客様からお譲り頂きました、アンティーク着物になります。
お客様の家系は、明治の頃から続く酒屋さんとのこと。敷地内には、明治の頃から建っていたとされる蔵があるそうです。今回、その蔵がかなり傷んできたということで、解体することに。蔵に保存してあった物を整理していたところ、このお品物が出てきたそうです。
鑑定させて頂いたところ、大正から昭和初期にかけて作られた物だとわかりました。風合いは独特の”しぼ”が特徴の「縮緬(ちりめん)」になります。アンティーク着物の中には、絹以外、木綿や麻製で作られた物もあります。当然、正絹製はそれらとは違い、高値で取引される場合が多いです。
また、アンティーク着物の査定では、鮮やかで地味ではない晴れやかな色合いやデザインが高値で取引される傾向にあります。その点において、こちらのお品物は残念ですが、地味な部類となります。
そうはいっても、今から100年近くも前に作られ、素材もしっかりしています。喜んで引き取らせて頂きました。
なお、アンティーク着物とは、昭和初期の頃までに作られた着物を指します。それ以降、特に戦後に作られた着物の場合は、いくら素材やデザインがよくても、単に古着やリサイクル着物として取り扱う場合が大半です。
お客様からはその他、たくさんのアンティーク着物をお譲り頂きました。「銘仙(めいせん)」「御召(おめし)」「綸子(りんず)」など。状態の芳しくないお品物もありましたが、アンティーク着物は素材として、布が活用される場合も多いため、価値がつく場合が多いです。アンティーク着物をお持ちの方は、たとえ状態が悪くてもぜひ一度、こちらの査定フォームこちらの査定フォームなどから当店にご連絡ください。