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買取実績

買取実績: 【東京都台東区】薩摩切子の酒杯をお譲りいただきました。

商品名

【東京都台東区】薩摩切子の酒杯をお譲りいただきました。

買取種別
出張買取
買取金額
4000円

カテゴリー

東京都台東区在住の方より、出張買取のご依頼があり薩摩切子の脚付酒杯をお譲り頂きました。
おばあ様がガラス工芸品をコレクションしていたそうで、遺品整理をした時に出てきたそうです。
こちらのお品はその時お譲り頂いたものの中のひとつです。
おばあ様は江戸切子もお好きだったそうですが、「ぼかし」のある薩摩切子はもっと好きだったそうです。

薩摩切子 買取(20160120)01.JPG

こちらのお品は1990年頃のお品ですが、薩摩切子の歴史は江戸時代にまでさかのぼります。
薩摩切子(さつまきりこ)は江戸末期に薩摩藩で造られた切子ガラス。
薩摩ガラス・薩摩ビードロとも呼ばれました。
将軍家への献上品や、諸国への贈答品として大変好評を得たそうです。
あの篤姫の嫁入りの品ともなったそうですよ。

薩摩切子 買取(20160120)02.JPG

薩摩切子の特徴は「ぼかし」とよばれる色のグラデーションが美しい「色被せガラス」(いろきせガラス)。
上の画像の色の部分と透明な部分の境目をみてみましょう。
境目がはっきりくっきり色がわかれておらず、徐々に濃い色から薄い色へと変化しています。
これは江戸切子にはなく薩摩切子だけに見られる「ぼかし」。
2つのガラスを熔着させることによって、透明なガラスの上に色ガラスを被せるという技法です。
被せた色の部分を削り切ると、切り口に色の部分と透明な部分ができ、にじんだような「ぼかし」がうまれます。
これが「色被せガラス」です。
この技法に日本で最初に成功したのがなんと、薩摩藩なのです。

薩摩切子 買取(20160120)03.JPG

もうひとつ薩摩切子で見逃せないのが美しい文様。
こちらのお品の文様は伝統的な魚子紋が施されたお品です。
薩摩切子には、文様を組み合わせた複合紋が多いのも特徴です。
魚子紋は斜め格子で囲んだ正方形の中に細かい霧文(あられもん)を施したものです。

薩摩切子 買取(20160120)04.JPG

こちらのお品は紫色のお品ですが、深みのある色も薩摩切子の特徴のひとつです。
紫は島津紫とよばれ、他にも、紅・藍・緑・黄・金赤の6色があり、現在は鹿児島県の伝統的工芸品の指定を受け制作されています。
実は私も近年に制作された薩摩切子のロックグラスを持っているのです。ちょっとお高かったですけどね。

薩摩切子 買取(20160120)05.JPG

江戸時代、製造された時期はわずか20年あまりで、当時のものが少ないことから幻の切子とも言われている薩摩切子。
しかし、現在では復元品や創作品が作られており、若手の作家も手がけるようになってきました。
色あせることのない薩摩切子は現在制作されているお品でも大変人気がありますよ。

買取査定員からのコメント

スタッフからのコメント

今回はおばあ様がコレクターだったとのことでこちらのお品以外にも薩摩黒切子のワイングラスや江戸切子のロックグラス、デキャンタなどまとめて買取させて頂きました。希少なお品の数々をありがとうございました。遺品整理でお困りではありませんか。当社は買取できるものが沢山ございます。まずは、こちらの査定フォームこちらの査定フォームよりお問い合わせくださいませ。


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