買取実績
茨城県土浦市にお住まいのお客様からお譲り頂きました、喫煙具に関する骨董品3点セットになります。まずは煙管(キセル)。タバコの煙を吸い込む「吸い口」、タバコの葉っぱを乗せ、火をつける「火皿(雁首とも言います)、2つをつなぐ「羅宇(らう)」の3点から作られた、スタンダードな「羅宇煙管(らうきせる)」というタイプになります 。
吸い口と火皿は純銀製です。竹林のなか、グワッっと口を開き、雄叫びをあげる勇ましい虎の姿が見事に描かれていて、目など一部には着色が施されています。キセルを入れておく煙管筒は漆仕上げです。煙草入れは金唐革(きんからかわ)製。この2つをつなぐ紐の緒締は翡翠玉が使われています。全体的に使用感やダメージが見られますが、これらの品が作られたのは今から100年以上前、幕末から明治期の年代物ということで、高値で引き取らせて頂きました。
お客様のお父様がお亡くなりになり、ご実家にあった遺品を整理していたら、今回のお品が出てきたとのこと。お父様は生前、骨董品を数多く集めていたそうです。中でもご自身が愛煙家だったこともあり、煙管や煙管入れ、煙草入れといった喫煙具を特に好んで収集されていたそうです。そのため今回お譲り頂いたお品以外にも、全体が金属で作られた「延べ煙管(のべぎせる)」、逆に全体が木製のキルセなど、さまざまなキセルがあり、それらも併せてお譲り頂きました。
「父は煙管などの煙草グッズを集めるのも好きでしたが、実際に使うのも好きでした。さすがに年代物の骨董品は大切に保管していたようですが、新しい煙管などは実際に刻みタバコを乗せ、おいしそうに吸っていた姿を思い出します」。査定の最中、お父様との思い出を形見を通して懐かしむお客様の姿が印象的でした。査定はいつでも受け付けています。こちらの査定フォームこちらの査定フォームから、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。