買取実績
今回の買取実績紹介は東京都江戸川区にお住いのお客様よりお譲り頂いた、オメガ(OMEGA)の腕時計でモデルはスピードマスター マーク2(speedmaster mark2)です。以前、腕時計をコレクションするのを趣味としているお客様ご本人がお買い求めになり所有していたものですが、買った当時と現在とで好み・価値観が変わってしまったのでお手放しとの事でした。
オメガのスピードマスター マーク2と言えば1969年の発売開始から2014年に新モデルが発売されるなど、現在でも話題になる人気のシリーズです。こちらのお品は1970年代に発売されたスピードマスター プロフェッショナル マーク2で、1969年版とはΩのロゴ部分の色が違います。1969年版はオレンジですが、こちらは薄く黄色みがかった白です。グレー文字盤のグランプリダイアルには年代によって数種類のデザイン・配色の違いがありますので、年代ごとの魅力が楽しめます。
スピードマスターシリーズはもともとはスピードマスターより発売の早いシーマスターにストップウォッチ機能を搭載したシーマスター・クロノグラフを原型にしており、その名残で裏蓋にシーホースの絵柄が刻まれています。シーホース(海馬)はギリシャ神話に出てくる半馬半魚の架空の生き物です。
今一度、表に注目しますと、針の色が最新版2014年モデルの濃く鮮やかなオレンジよりも、ビンテージ版はやや黄色みがかった薄いオレンジと言う違いがあります。ビンテージ版とリューアル版の一番大きな違いは、6時の数字の上にカレンダー機能が有るか無いかですが、他にも細々としたデザインの違いがありますので、オリジナルとリニューアルの差を楽しむことできます。お手にする機会がありましたら、是非、見比べてみて下さい。
残念ですが使用頻度が高く、細かい擦り傷や凹みのダメージが目立ちます。
ステンレスはその名の通りステン=汚れ/レス=難い=サビなどの汚れに強い性質の材質ですが、強度としては鉄とほぼ変わりがなく、特別に傷に強い材質ではありません。高級腕時計で使用されている強度の強いステンレスでも常用していれば傷がつきます。コレクターの方によってはその傷や凹みも含めて愛着を持ち大切にされる方もいらっしゃいますが、出来る限り状態を良く維持したい場合は、磨き用のクロスが市販されていますのでメンテナンスすると良いと思います。ただし研磨は傷や凹みを埋めるのではなく、周りを削り落として平らにする行為ですので、やり過ぎは禁物との事です。
オメガのアンティーク腕時計の他にも、旧日本軍の軍服やお猪口、ウルトラマンシリーズのソフビ人形複数点と、バラエティーに富んだお品をお売り頂けました。ありがとうございました。コレクションアイテムも年を取るとともに自然に変化したり、何かのきっかけで急激に価値観や好みの転換があるものですが、価値があると判っているからこそ捨てられず、出来ることなら大切にしてくれる別のコレクターに譲りたいのが心情ですね。そのような捨てるにはしのびない思い出の品がありましたら、是非こちらの査定フォームこちらの査定フォームよりお問い合わせくださいませ。