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象牙彫刻の買取実績

 
【茨城県那珂市/遺品整理】象牙彫刻

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遺品整理の買い取りはお任せ下さい

ご家族が亡くなり、いざ遺品整理をしようとしても、価値が判らない、物が多すぎてどこから手をつけて良いのか判らないなど、頭を悩ますことが多いですよね。
生前大事にされていた形見の品など、無暗に手を付けるのは故人に対し申し訳ないと、処分するにもなかなか手が進まない場合もあるでしょう。

浪漫ドロップではそんな悩みの多い遺品整理を、遺品整理士の資格を持った担当者がご遺品の買取をさせて頂いています。
故人が大切にしていたコレクションや、お家の家財道具一式は勿論のこと、引き継いだ物の量が多すぎて置き場所に困っているご遺品の数々を、適切に選別させて頂き高価買取いたします。
遺品整理にて売りたい骨董品や美術品、故人が大切にしていたお品物がありましたら、浪漫ドロップへお任せください。

家屋・蔵の解体時の買取はお任せください

ご空き家やリフォーム・建て替えで古くなったお家や蔵の解体をする際、処分に困るのが解体業界で「残地物」と呼ばれる廃棄物です。
解体業者さんに処分を依頼すると追加料金がかかるので、解体費用より処理費用の方にお金がかかってしまったり、本来は売れる物でも処分費用がかかってしまったり、お客様が損してしまうケースが多いです。

そんな悩みの種の「残地物」を浪漫ドロップでは丁寧に選別・査定させて頂き価値を見出し高価買取しております。
旧家・古民家、蔵の残地物でお困りの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
美術品や骨董品の買取は勿論のこと、格子戸や帯戸、藏戸などの建具類まで、家屋や蔵の中のお品物を無料査定・出張買取致します。
家屋や蔵を解体するご予定がありましたら、何も処分しない状態で取り壊す前にぜひ、浪漫ドロップへご連絡下さいませ。

中国美術を知る~象牙(ぞうげ)~


工芸品として各地で古来より珍重

象牙彫刻とは、象牙という素材を使い加工された工芸・美術・装飾品の総称で、古来より象牙が採れる、エジプト、西アジア、インド、中国などを中心に発展してきた歴史を持ちます。 そして各地域ごとの文化や技法が絡み合い、それぞれの工芸品としての特徴を出していきました。 ところで、なぜ象牙は人気があったのでしょう?
■見た目の美しさ
まずは見た目の美しさが挙げられます。 当然ですが天然物のため、アイボリー、クリーム色、淡い黄色、さらにはこれらをミックスしたような色合いなど。 なんとも表現がむずかしい乳白色の“象牙色”は、象牙が異なれば当然色合いも変わります。 そのため、唯一無二とまでは言いませんが、それに近いオリジナルの色合いが人気を集めました。
見た目の美しさは色合いに限りません。 象牙は後でも説明していますが、もともと象の歯が発達したものですから、ゾウが成長を続ける限り、からだの他の部位と同じように成長を続けます。 何を言いたいのかというと、象を大きな木と考えると、象牙はまるで枝のような存在だということです。 つまり象の成長と共に伸び続けるわけです。 そして木が成長するときに木目が生じるのと同じように、象牙にも“目”が生まれます。 この目が、象牙特有の見た目の魅力2つ目になります。
■加工がしやすい
素材としての加工のしやすさも魅力です。 象牙は硬すぎず柔らかすぎないため、翡翠や大理石、あるいは金属といった天然素材よりはるかに加工がしやすいのです。 このような特徴から、特に細かい彫刻を施した作品が多く見られます。 もう1つ、朱肉が馴染みやすいという性質も持っているため、特に日本では印鑑としての需要が高まりました。

    
中国では歴代王朝の献上品として珍重
    

中国骨董における象牙彫刻の歴史は古く、約7000年前の石器時代に遡るといわれています。 近代に近づくにつれ、皇室への献上品として価値を高めていきました。 技術的にも、伝統的な技法を継承しながらも、新しい技法を取り入れ進化していきます。 具体的には、立体彫刻、浮き彫り、透かし彫りの技法をベースにしながら、地域によって独自の彫刻スタイルが誕生していきました。 そして清の時代になると、2つの大きな流派が誕生します。 躍動感あふれる彫刻が特徴の江南派、細かな彫刻が特徴の広東(広州)派です。 なお現在では、以下に示すように、より細かないくつかの流派に分類されています。
■北京彫
女性と花鳥を題材にした作品が多く見られ、象牙に翡翠などの宝石を加えている作品もあります。 デザインがしっかりとしている上に、彫りがひじょうに緻密なため、描かれた題材に躍動感を感じることが多いのが、北京彫の特徴です。
■広州彫
後でも紹介しますが、球に彫刻を施した「天球」と呼ばれる作品が有名です。 その他、花鳥、人物、船などが多く描かれています。
■上海彫
透かし彫りを得意とする流派で、花、船、人物、生物などを生き生きと表現した彫刻が特徴です。

    
楽器から縁起物まで
    

象牙製品の対象はさまざまです。 本題とは少しそれますが、単に素材の魅力を活かしたものも含め、ざっと紹介します。
<象牙から作られる主な品>
■アクセサリー・装飾品類
ネックレス、イヤリング、ペンダント、ブレスレット、ループタイ、数珠、くし、袈裟環(けさかん)など。     ※袈裟環:僧侶が袈裟を着る際に使うリング。
■置物・オブジェ
龍、船、仏様、神様、観音様など。
※長寿や福寿、神・仏様をイメージした作品が多く見られます。
※船などの大型作品では、船上員やデッキに掘られた家具、帆なども細かく再現される緻密な作品も多く、中には窓が可動するものも。 骨董品という枠を超え、美術館などに飾られる美術・工芸品レベルの作品も多くあります。
■日本的な作品
根付印籠煙管など。
<茶道具>茶入香合香炉茶杓(ちゃしゃく)、掛軸の軸など。
■その他
箸、スナッフ(粉タバコ入)、靴べら、麻雀牌、天球(ボール型の象牙彫り)、各種印鑑、各種楽器の素材(ピアノ、三味線、ギターなど)、三味線の撥、ビリヤードボールなど。
※根付(ねづけ):印籠や煙管などを帯からぶら下げる際に使う駒のようなもの。
※撥(ばち):弦をはじくための道具。ギターでいえばピックにあたる。
■天球について
象牙彫刻の中でも、とりわけ特長的な作品に天球(てんきゅう)が挙げられます。
この天球は中国でしか見られない象牙彫刻で、象牙から削りだしたボール(球)に円錐状の穴を開け、まずはボールを何層かに分けるように削っていきます。 次に分かれた層ごとに透かし彫りなどの彫刻を施していくのですが、その緻密さといったら……。 実際に見たことがある人であれば分かるかと思いますが、芸術作品と呼ぶに相応しい、神業的な技術が集約された逸品です。 中でも、層が何十にも分けられたものは製作期間が何十年にもおよび、当然ですが価格も驚くような額になっています。     

    
正倉院の宝物に象牙作品がある
    

一方、日本においての象牙は、中国から鎌倉・室町の頃に伝来したとされていて、珊瑚や鼈甲と同じように、美術工芸品の材料として大変珍重されます。 正倉院の宝物にも、象牙作品があるほどです。 その後、江戸時代になると、工芸品の発達と共に象牙彫刻もおおいに発展。 大正・昭和と象牙彫刻が盛んに行われますが、近年の使用制限により、現在では骨董品という印象が強くなっています。    

大きいものは長さ3m、重さ100kgもある象牙
    

せっかくですので、象牙彫刻や作品だけでなく、象牙についても少し紹介しましょう。
象牙とは、多くの人が知っているように、ゾウの鼻の脇から長く伸びている牙のことです。 ただ、以外と知られていないのは、象牙はオス・メス問わず、基本すべての象に生えているということ。 でも動物園の象や、その他自然界でも牙を持たない象はいます。 実はアジア象のメスや、その他何らかの理由で象牙が生えない個体もいるんだとか(詳細は不明)。 ちなみに動物園の象に牙がないのは、象牙の生えていない象、あるいは牙の短い象を意図的に飼育しているからだそうです。
さて、先ほども少し触れましたが、象牙はゾウの成長と共に成長を続けます。 つまり、からだの大きい象であれば、その分象牙も大きくなるということですです。 実際、からだが大きいアフリカ象、中でも特に成長したオスなどになると、象牙のサイズは長さで3ミリメートルを超え、重さは100キログラムに近いものまであるそうです。

象牙作品は持っていても大丈夫?

詳しい内容は知らないとしても、多くの人が「ワシントン条約」という言葉を聞いたことがあるはずです。 ワシントン条約は、正確には「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」。 象牙はこの条約の対象となっているため、1989年から日本への輸入が禁止されています。 そのため現在流通している象牙は、それ以前もしくは限定的に輸入が認められた際に入ってきたものに限られています。 そのため、ひじょうに価値が高くなっているわけです。
このように象牙の国際的な取引は原則禁止です。 しかし、国内でのやり取りに関しては問題ありません。
ただ、ワシントン条約など、きちんとしたルールを理解・順守する業者に限られているため、政府はそのような業者に届けを命じ、「特定国際種事業者」という登録票を交付しています。   

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