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買取実績

買取実績: 【埼玉県】支那事変の従軍記章を出張買取しました。

商品名

【埼玉県】支那事変の従軍記章を出張買取しました。

買取種別
出張買取
買取金額
500円〜

カテゴリー

今回の出張買取の実績紹介は、埼玉県にお住いのお客様より買取させて頂いた勲章で、箱つきの支那事変従軍記章です。若い頃、お猪口や勲章などの細々としたミリタリーグッズを集めるのが趣味だったそうですが、現在は趣味が変わってしまったので、コレクション整理をしたいとお問い合わせ下さいました。

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さて、今回の支那事変の従軍記章ですが、そもそも支那(シナ)が何所の国か判らないなんて若い学生さんが多く居るのをご存知でしょうか?現代の教科書などには日中戦争と書いてあるケースが多く、支那事変と言う名称で教えない・教わっていないからだそうです。勿論、歴史好きの学生さんは自発的に調べて知っている人も多く居ますが、取り立てて歴史に興味のない人は全く調べず、日中戦争の呼び方で覚えているわけです。
英語表記にすれば支那(しな)=CHINA(シナ)=チャイナ=中華人民共和国のことと判りますね。他にも東シナ海や支那蕎麦など、冷静に考えれば支那が今現在の何所の国のことを言っているのか見当がつくでしょう。何故、今現在、中国を支那と言うのが、あたかも差別用語や禁句のようになってしまったかの経緯は、今回の買取実績の本題から大きく逸れてしまうので割愛させて頂きます。気になる方は調べてみて下さいね。
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支那事変の「事変」とは、宣戦布告なしの戦争や、小規模の紛争のことを言います。支那事変が起きるきっかけは1937(昭和12)年7月の盧溝(ろこう)橋事件なのは有名ですね。支那事変(日中戦争)の初期の名称は盧溝橋を始めとする北支那地方で起きたので北支事変と言いました。その後、小競り合いが続き戦闘地域や規模が拡大し、北支事変を改め、支那事変と正式に命名したそうです。
豆知識として盧溝橋は1189年に完成した北京郊外に掛かる橋の事なのですが、東方見聞録で御馴染みのマルコ・ポーロも渡ったそうですよ。

では、支那事変の大まかな説明はここまでとし、下記からは本章の細部に注目していきたいと思います。

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支那事変の従軍記章を手掛けたのは日本サッカーチームのシンボルマークになっている八咫烏を最初にデザインしたので有名な彫刻家・日名子 実三(ひなご じつぞう)さんです。現在の日本サッカー協会の前身にあたる、大日本蹴球協会に対し1931年(昭和6年)に八咫烏をモチーフにしたデザインを作成したそうで、日本サッカー協会になってからも、そのまま八咫烏のデザイン案を引き継ぎ使用しているのだそうです。
しかし良く見ますと、本章の八咫烏には脚が2本しかありません。普通、八咫烏と言えば3本足なのに、何故でしょうか? ナチスによる退廃芸術の波及を受けて、3本足を「不具」と取られ軍からクレームが来たからでは?など諸説あるようですが、詳しいことは判りませんでした。
本章は本来、もっと彫が深く凹凸がハッキリしていたはずなのですが、たくさん撫でたり触ったりされた為か、表面の彫刻にメリハリがなく、なだらかになってしまっています。特に八咫烏の広げた翼や腹部の劣化が激しいようです。画像の正面向かって右側の金属の減りが目立つので、元の持ち主は右利きだったのかも知れませんね。

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表面の本章上部の文字は「従軍記章」と書かれています。裏面は「支那事変」の文字と、山と波模様の絵柄が見て取れます。彫刻の凹凸が摩耗して平らになっているのが非常に残念ですが、綬の部分は綺麗で多少の解れはあるものの、変色や目立つ汚れが殆どありません。箱付でしたので、よく触る本章の表面部分以外はきちんと保護されていたのだと思われます。

支那事変従軍記章は、大日本帝国における最後の従軍記章です。
大東亜戦争(太平洋戦争)への従軍記章が配布予定でしたが、敗戦したため廃案となりました。
支那事変従軍記章は市場に出回っている数が多く、あまり高値をつけることができませんが、その数だけ戦地に赴いた方がいらっしゃるのだと、近代日本史について今一度考える機会になればと思い紹介させて頂きました。

買取査定員からのコメント

スタッフからのコメント

支那事変従軍記章の他にも軍服や軍靴、ヘルメット(鉄帽)、変わり種としてエンピ(軍用スコップ)など、たくさんのミリタリーグッズを譲って頂けました。ありがとう御座いました。趣味が変われば集めるものも変化するのは至極当然な事ですが、それに伴い以前、たくさん集めたコレクションの置き場に困っている方も多いかと思います。当店では骨董品・古道具を幅広く買取りしていますので、まずはお気軽にこちらの査定フォームこちらの査定フォームよりお問い合わせくださいませ。お待ちしております。


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