買取実績
東京都北区にお住まいの方から、大型の木製アンティークカメラ「アンソニー」を
お譲り頂きました。
鉄の溶接や加工などを手がける、工場を経営されている方でした。
工場を借りた際、倉庫の隅に置かれていたのが、このカメラだったそうです。
大家さんに尋ねると、「気づいたときから置いてあるから、持ち主も出どころもわからない。
よかったら、もらってください」とのこと。しばらくはそのままにしておいたそうですが、
新しい機械をアンソニーが置かれていた場所に設置することになり、ご連絡頂きました。
アンソニーは写真館で使われるカメラの元祖で、アメリカのアンソニーという方が、
1870年代に考案しました。その後日本に輸入されると、瞬く間に国内の写真館で
使われるように。すると国内のメーカーがこぞって、アンソニーに似た
カメラを作りはじめます。
今回お譲り頂いたお品も、その中の1つ。
立原写真機製作所(通称:タチハラ)が手がけたアンソニーになります。
商品画像でもわかるように、正確には「アンソニーA型」になります。
ちなみにタチハラは、アンソニーのような大型木製カメラを得意とし、海外からも
評価を受けていたほどのメーカー。
残念なことに2013年に廃業していますが、今でもファンがいます。
このお品はジャンク品ですが、可動するアンソニーもあります。100年近くも前に
作られたカメラが撮る写真は、いったいどんな表情を映し出すのか……。
見てみたいものですよね。
置かれていたのはアンソニーカメラだけではありませんでした。二眼レフのアンティークカメラ、8ミリカメラなど。こちらもあわせてお譲り頂きました。当店では可動品でなくても、古い時代のものであれば、引き取らせて頂く場合が多いです。お近くにそのようなお品がございましたら、お気軽にこちらの査定フォームこちらの査定フォームよりご連絡ください。もちろんお電話での問い合わせも、随時受け付けております。