買取実績
茨城県水戸市にお住まいのお客様からお譲り頂いた、子供用のアンティーク着物になります。
お客様のご家族は、地元で古くから商売を営んできた、いわゆる地元の名手。ご自宅の敷地は広大で、敷地内には現在は人が住んでいないお宅も含め、いくつも建物がありました。今回、そのうちの1つの家屋を解体することになり、数十年振りに中に入り、荷物の整理をされたそうです。
今回お譲り頂いたお品は、その整理の際に出てきたお品の1つになります。絹糸の中でも繭から直接紡いだ生糸を使用し、織る前に「撚り(より)」を生じさせることでできる、独特の”しぼ”が特徴の「錦紗縮緬 (きんしゃちりめん)」です。現在出回っているアンティーク着物の大半は絹製ですが、それは高価な品が好んで取り扱われているからこそ。江戸の頃には既に麻や木綿製の着物はありましたから、やはり今回のお品のような混じりっけのない本絹製のお着物は、価値の高いお品が多く見られます。
ただ、いくら正絹製のアンティーク着物であっても、色合いが地味だと人気が低く、買取金額が高くなりにくい、という傾向にあります。今回のお品のように、色鮮やかで花などのデザインが施された艶やかなお品はとても人気があります。
なお、アンティーク着物とは、昭和初期の頃までに作られた和服の総称です。以後の時代に作られた着物はいくら素材や仕立てがよくても、アンティーク着物とは分けて考えるのが一般的です。
アンティーク着物の人気が高まっています。リメイクです。着物としてではなく、生地を使いたいという女性が増えているからです。アンティーク着物には虫食いやシミなどがあるお品も多いですが、リメイクであれば、そのようなダメージもそれほど問題ありません。アンティーク着物をお持ちの方は「保存状態があまりよくないから価値がないだろう」と処分する前に、ぜひ一度、こちらの査定フォームこちらの査定フォームから当店にご連絡ください。