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和楽器・三味線・尺八全般買取致します

能管の買取実績

 
【強化買取】能管の強化買い取りを行っています。

※買取商品の状態によって価格は変わりますので詳しくはお問い合わせください。

掲載されている買取実績についてご質問などありましたら、下記までお問い合わせください。

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遺品整理の買い取りはお任せ下さい

ご家族が亡くなり、いざ遺品整理をしようとしても、価値が判らない、物が多すぎてどこから手をつけて良いのか判らないなど、頭を悩ますことが多いですよね。
生前大事にされていた形見の品など、無暗に手を付けるのは故人に対し申し訳ないと、処分するにもなかなか手が進まない場合もあるでしょう。

浪漫ドロップではそんな悩みの多い遺品整理を、遺品整理士の資格を持った担当者がご遺品の買取をさせて頂いています。
故人が大切にしていたコレクションや、お家の家財道具一式は勿論のこと、引き継いだ物の量が多すぎて置き場所に困っているご遺品の数々を、適切に選別させて頂き高価買取いたします。
遺品整理にて売りたい骨董品や美術品、故人が大切にしていたお品物がありましたら、浪漫ドロップへお任せください。

家屋・蔵の解体時の買取はお任せください

ご空き家やリフォーム・建て替えで古くなったお家や蔵の解体をする際、処分に困るのが解体業界で「残地物」と呼ばれる廃棄物です。
解体業者さんに処分を依頼すると追加料金がかかるので、解体費用より処理費用の方にお金がかかってしまったり、本来は売れる物でも処分費用がかかってしまったり、お客様が損してしまうケースが多いです。

そんな悩みの種の「残地物」を浪漫ドロップでは丁寧に選別・査定させて頂き価値を見出し高価買取しております。
旧家・古民家、蔵の残地物でお困りの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
美術品や骨董品の買取は勿論のこと、格子戸や帯戸、藏戸などの建具類まで、家屋や蔵の中のお品物を無料査定・出張買取致します。
家屋や蔵を解体するご予定がありましたら、何も処分しない状態で取り壊す前にぜひ、浪漫ドロップへご連絡下さいませ。

和楽器を知る~能管(のうかん)~


能の舞台でお化けの演出に使用される横笛

「ヒュ~、ドロドロ~」。聞こえてくるだけでお化けが登場するシーンだとイメージできるあの独特な音色。実はこの音を出しているのが能管という、日本に古くから伝わる管楽器で、龍笛(りゅうてき)篠笛(しのぶえ)と同じく横笛の一種です。もともとは能の舞台で演奏されていたことから能管という名前がついたようですが、歌舞伎などでも演奏されています。あとで詳しく書きますが、管楽器のなかでも複雑な構造を持つのが特徴の楽器で、その仕組は世界的にも稀。最大の特徴は音階が存在しないということです。ただ先のような独特の音色や音に力強さがあるため、数々の舞台で好まれてきました。

なぜ誕生したのかは未だに謎

能管のベースは龍笛であり、雅楽や唐楽で使われる他の楽器をルーツに持つことは間違いありません。ただ、いつの時代にどんな理由でわざわざ音階のない楽器を作ったかは未だに謎とされています。室町時代の頃に誕生したというのが一般的な見解です。
これは余談ですが、日本の横笛のルーツである中国では、笛は「笛子(ディーズ)」と呼ばれていました。それが日本に伝来すると「吹く枝」となり、そこから「吹く柄」と転じ、現在の「笛(ふえ)」と呼ばれるようになったとされています。

音律を意図的に狂わせる加工が施されている

能管のつくりは同じ横笛である龍笛に似ていますが、大きく異なる2つの点があります。1つ目は1本の竹をそのまま使うのではなく、縦に割き10本ほど割り箸のような状態になったものをまずは作ります。その割り箸のような素材を裏返して、本来は内側である部分を表にして、再度組み直すという手間をかけるのです。もう1つは先ほども少し触れましたが、意図的に音律を狂わす加工を施している点です。
材料に使われる竹は龍笛と同じで、一般的には篠竹(女竹)が用いられます。ただしこちらも龍笛と同じで、煤竹を用いた高価な品もあります。竹を組み直した後は、へぎ板と呼ばれる木の皮を巻き、その上から樺桜や籐製の紐でがっちり巻き、膠や漆で固めるのも龍笛と同じ製作工程です。
上端に鉛を埋め込むのも龍笛と同じで「頭(かしら)」と呼びます。ただし能管では先端部に金銀金具が埋め込まれていて、表面には龍や獅子といった勇ましい生物が彫られている場合が大半です。その頭から反対側の端に向かって装飾部分の「蝉(せみ)」、先に紹介した音律を狂わすための「喉(のど)」、息を吹き込む「歌口(うたぐち)」、7つの「指孔(ゆびあな)」となります。長さは約40センチで指孔は7つ。全長も指孔の数も龍笛と同じです。ただ能管の場合には内部に塗られた朱漆が穴のまわりにも広く塗られている違いがあります。なお喉の部分の細工は、組み直す際に細い竹管を挿入することで、先に紹介した独特の音を出しています。
※煤竹(すすだけ):茅葺き屋根の下材や家の軒下などで囲炉裏の煙などを浴びいわば燻製のような状態で数十年経ったものを煤竹(すすだけ)のこと。中には100年以上前の煤竹もある。

共箱のついた上質なアンティーク品が多い

江戸時代の頃のアンティーク品が割と出回っていて、程度のよいものであれば十数万円で取り引きされています。同じ横笛でも庶民の楽器であった篠笛とは違い、能管は武士や貴族といった上流階級に好まれていましたから、共箱が伴っている品が多いのも特徴です。そしてその共箱も、黒漆塗りに蒔絵が施されたような豪華なものが多く見られます。笛がすっぽり収まる円柱型のケース、金糸を使い豪華な刺繍が施された布製の袋、そのほか桐製の木箱などしっかりとした 共箱がついている場合が多いのも能管ならではです。骨董品としての価値はもちろんですが演奏者が買われることも多く、能管だけでなく年代物の横笛の修理を手がけている専門店もあります。

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