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懐中時計の買取実績

 
【茨城県ひたちなか市/遺品整理】モーリス アンティーク懐中時…

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遺品整理の買い取りはお任せ下さい

ご家族が亡くなり、いざ遺品整理をしようとしても、価値が判らない、物が多すぎてどこから手をつけて良いのか判らないなど、頭を悩ますことが多いですよね。
生前大事にされていた形見の品など、無暗に手を付けるのは故人に対し申し訳ないと、処分するにもなかなか手が進まない場合もあるでしょう。

浪漫ドロップではそんな悩みの多い遺品整理を、遺品整理士の資格を持った担当者がご遺品の買取をさせて頂いています。
故人が大切にしていたコレクションや、お家の家財道具一式は勿論のこと、引き継いだ物の量が多すぎて置き場所に困っているご遺品の数々を、適切に選別させて頂き高価買取いたします。
遺品整理にて売りたい骨董品や美術品、故人が大切にしていたお品物がありましたら、浪漫ドロップへお任せください。

家屋・蔵の解体時の買取はお任せください

ご空き家やリフォーム・建て替えで古くなったお家や蔵の解体をする際、処分に困るのが解体業界で「残地物」と呼ばれる廃棄物です。
解体業者さんに処分を依頼すると追加料金がかかるので、解体費用より処理費用の方にお金がかかってしまったり、本来は売れる物でも処分費用がかかってしまったり、お客様が損してしまうケースが多いです。

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旧家・古民家、蔵の残地物でお困りの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
美術品や骨董品の買取は勿論のこと、格子戸や帯戸、藏戸などの建具類まで、家屋や蔵の中のお品物を無料査定・出張買取致します。
家屋や蔵を解体するご予定がありましたら、何も処分しない状態で取り壊す前にぜひ、浪漫ドロップへご連絡下さいませ。

時計を知る~ 懐中時計~


趣ある旧式小型時計

懐中時計(かいちゅうどけい)とは、文字通り着物の懐や洋服のポケットに入れられるほどの小型の時計で、文字盤と機械部分のみの円形外装に鎖等が付けられ使用されました。16世紀初頭の現ドイツが起源とされ、長く携帯時計の主流と成りますが、20世紀以降は利便性に勝る腕時計にその座を譲り、以後は業務用・趣味的製品等として存続しています。
世界的には「ポケットウォッチ」と呼ばれ、日本では「袂時計(たもとどけい)」「提時計(さげどけい)」とも呼ばれました。金属等の蓋付きや蓋が無いもの、または覗き窓がある蓋付きのものもあり、腕時計と同じく、当初は機械式、20世紀後半以降は水晶振動子(クオーツ)等を用いた電気式が登場し、その精度と利便性を格段に向上させました。
主流から外れたとはいえ、鉄道や看護等の職場では他に替えられない独特の利便性のため現在でも利用が続けられており、専用製品も生産されています。また、道具としての趣や独特の存在感から愛用者も多く、特に老舗メーカーの精巧かつ美麗な機械式懐中時計が人気を博し、1960年代までの黄金期の名品収集も盛んとなっています。

懐中時計の歴史

最初の発明

機械式時計の一種である懐中時計の源流は、13世紀頃にヨーロッパの教会で使われ始めた錘時計(おもりどけい)とされ、16世紀初期に現ドイツのニュルンベルクの職人ヘンラインが作った小型時計が最初のものとされます。それは、ゼンマイを動力とした筒型のもので、のちに卵型となり「ニュルンベルクの卵」として評判となりました。
16世紀半ばには「ドラムウォッチ」と呼ばれる小型の太鼓型携帯時計が作られ始めます。鎖等を通すための環があり、文字盤から見ると形状は現在に近いものとなりましたが、大きさや重さ・厚み、そして精度は未熟なものでした。そして、17世紀に入るとフランス等で七宝細密画(エナメル画)が施された優雅な蓋付きの懐中時計が流行します。

発展の道開かれる

1675年、オランダの科学者で振り子時計の発明者でもあるホイヘンスが、振り子に替わり「ひげゼンマイ」を利用した時計を発明しました。これにより機械式時計の小型化と精度向上が実現し、懐中時計発展の道が開かれます。同年にはイギリスの時計職人トンピオンもそれを用い、現在の形状に近い分針付きの懐中時計を作りました。
その後、航海術の発達に伴い精度向上が求められ、その要となる脱進機の改良が進められます。1695年にトンピオンがシリンダー脱進機、1715年に弟子のグラハムが直進式アンクル脱進機を開発。グラハムは同20年頃シリンダー脱進機を改良して懐中時計を薄くし、50年代にはその弟子マッジが現代に繋がる革新的な貴石入りレバー脱進機を発明しました。

ブレゲの活躍と一般化

1780年にはフランスの天才時計師ブレゲが、懐中時計の提げ揺れを利用した自動巻き機構を発明します。また、現代も使用される、先端近くに円が付くブレゲ針や、瀟洒で見やすいアラビア数字・ブレゲ数字等も考案。その他にも多くの改良や発明、複雑時計の製作を手掛けるなど、近代携帯時計の基礎を固める活躍をしました。
19世紀に入ると、からくりや宝石仕込みの豪華品も発達しますが、産業革命や市民革命の影響を受け富裕層用から実用品への需要変化が起こります。安価で性能も良い、分業制のスイスや機械化・大量生産式のアメリカの製品が広まり、一般化に貢献しました。一方、日本では幕末の19世紀半頃から輸入され、1879(明治12)年に初の国産品が作られます。

主流から転落するも定番存続

順調に発展を続けた懐中時計ですが、自動車や飛行機等の新しい乗物やスポーツ、そして戦争での利便性により19世紀末頃から腕時計の追い上げをうけます。そして、それが大量に使用された第一次世界大戦後の1920年代には、生産量・額ともに圧倒されました。携帯時計の主流から転落し、生産量も激減したのです。
しかし、鉄道や医療等の職場や、その使い勝手や趣を好む確かな需要により定番品として生き延びます。20世紀後半にはクオーツ等の登場による電気式への転換期も迎えますが、その都度新しい技術を採り入れ存続しました。近年では腕時計共々、機械式の精巧さや美しさが見直されており、それを含めて今後とも世界で愛され続けていくと思われます。

懐中時計の種類・素材

17世紀頃から形状が定まってきた懐中時計には、蓋のない標準的な姿のオープンフェイス、保護用の蓋が付くハンターケース、蓋の中央に穴やガラス窓があるナポレオン(ハーフハンター・デミハンター)、ケースや文字盤がガラス等で作られ内部機構を鑑賞できるスケルトンといった種類があり、その他ではドクロや十字架等を模した変形時計もあります。
用途別では、列車乗員等が使用する鉄道時計、看護師が使用するピンやクリップ付きのナースウォッチ、クロノグラフ、その他特殊用途品等があり、日本の古い物では電話交換手用、海軍甲板時計、陸軍精密時計、飛行時計、活動写真銃用、恩賜時計等があります。
駆動機構(ムーブメント)別では、側面の突起(リューズ)や鍵でゼンマイを巻く手巻きや、移動の揺れでゼンマイを巻く自動巻き、水晶振動子と電子回路でモーターや液晶表示を制御するクオーツ式、標準時を受信して電子回路でモーターや液晶表示を制御する電波式等があります。
また、月日・七曜・月齢等の表示や、からくり・ストップウォッチ等の機能付きのものもあります。なお、ケースの素材には、鉄やステンレス、白金、金・銀とそれらを上貼りしたものやその合金等があります。

機械式の代表作と著名メーカー

近年その良さが見直されてきた機械式懐中時計。その代表製品は世界三大時計メーカーの一つパテックフィリップの超複雑時計「スターキャリパー」、同オーディマピゲの19世紀末以来の名複雑時計「グランコンプリケーション」、同ヴァシュロン・コンスタンタンの世界最高の複雑時計「リファレンス57260」等があり、その他ではロンジン、 オメガ(OMEGA)、ティソ、ユリスナルダン、ゼニス、ハミルトン、ウォルサム、エルジン、ジャガールクルト(JAEGER LECOULTRE)、IWC等の著名メーカーに名品があります。日本では精工舎(セイコー・SEIKO)の初の自社製品「タイムキーパー」や初の国産高級懐中時計「エキセレント」「セーコーシャ」に「鉄道時計」等があります。

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