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半鐘の買取実績

 
【強化買取】半鐘(はんしょう)の強化買取を行っています。

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遺品整理の買い取りはお任せ下さい

ご家族が亡くなり、いざ遺品整理をしようとしても、価値が判らない、物が多すぎてどこから手をつけて良いのか判らないなど、頭を悩ますことが多いですよね。
生前大事にされていた形見の品など、無暗に手を付けるのは故人に対し申し訳ないと、処分するにもなかなか手が進まない場合もあるでしょう。

浪漫ドロップではそんな悩みの多い遺品整理を、遺品整理士の資格を持った担当者がご遺品の買取をさせて頂いています。
故人が大切にしていたコレクションや、お家の家財道具一式は勿論のこと、引き継いだ物の量が多すぎて置き場所に困っているご遺品の数々を、適切に選別させて頂き高価買取いたします。
遺品整理にて売りたい骨董品や美術品、故人が大切にしていたお品物がありましたら、浪漫ドロップへお任せください。

家屋・蔵の解体時の買取はお任せください

ご空き家やリフォーム・建て替えで古くなったお家や蔵の解体をする際、処分に困るのが解体業界で「残地物」と呼ばれる廃棄物です。
解体業者さんに処分を依頼すると追加料金がかかるので、解体費用より処理費用の方にお金がかかってしまったり、本来は売れる物でも処分費用がかかってしまったり、お客様が損してしまうケースが多いです。

そんな悩みの種の「残地物」を浪漫ドロップでは丁寧に選別・査定させて頂き価値を見出し高価買取しております。
旧家・古民家、蔵の残地物でお困りの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
美術品や骨董品の買取は勿論のこと、格子戸や帯戸、藏戸などの建具類まで、家屋や蔵の中のお品物を無料査定・出張買取致します。
家屋や蔵を解体するご予定がありましたら、何も処分しない状態で取り壊す前にぜひ、浪漫ドロップへご連絡下さいませ。

骨董品を知る~半鐘(はんしょう)~


お寺にある釣鐘の小さなものが半鐘

大晦日に108つ鳴る除夜の鐘――。ある程度の規模のお寺や神社に行くと、必ずといっていいほど、大きな青銅製の鐘を見ることができますよね。
この鐘は「梵鐘(ぼんしょう)」と呼ばれ、仏教法具としての釣鐘(つりがね)の一種であり、日本に限らず海外、特に東南アジアの仏教寺院で多く見られます。 梵鐘の役割はさまざまあり、お寺で暮らす僧侶に時刻を知らせるための、いわゆる時報の役割が1つ。 あるいは法事でお寺に行った際に経験している人も多いでしょう。さらには冒頭紹介したような、特別な場合に使われたりします。 半鐘(はんしょう)はこの梵鐘が小さくなったもの、というのが一般的な捉え方。喚鐘(かんしょう)と呼ぶ場合もあります。 そのため使い方も基本は同じ。音を出すことで誰かに何かを伝えたり、あるいは危険を知らせるなどの役割を持っています。

    
音を出して合図や危険を知らせるのが役割

半鐘が発展したのは江戸時代の頃だといわれていて、理由は今でいう消防隊のような火消しが組織されたから。 ただ当初は、厚い木の板を叩いて音を鳴らしていたようです。 それが次第に、よりクリアな音が遠くまで届く半鐘が用いられるようになり、広まっていったと考えられています。
使い方はそのまんま、半鐘を吊るし、撞木(しゅもく)と呼ばれるハンマーのような打ち子で鐘を叩きます。 ちなみにこのように叩かれることにより、その物自体が振動し音を発するものを体鳴楽器(たいめいがっき)や打楽器と呼びます。 中でも仏教法具として使われる半鐘は、太鼓、木魚、鈴、鰐口(わにくち)などと同じ「梵音具(ぼんおんぐ)」でもあります。 なお、これは打楽器に共通することですが、大きなものは低い音が。 一方、小さなものは高い音が出るため、梵鐘よりも半鐘の方がより高い音を発するのも特徴です。 半鐘はこのような使われ方で広まっていったため、各集落には半鐘を設置すると共に、火事の状態が遠方からでも確認できるような、火の見やぐらなどが整備されていきました。 あるいはそれほど立派な設備でなくても、長いはしごの先に半鐘を備えるような簡易的な設備も見られます。 ちなみに半鐘を叩く回数によって、トラブルの内容や場所も示していたんだとか。 たとえば、近場で火事が起こっている際には連打で。逆に火事の場所が遠くになるにつれ、その連打の間隔をあけていたそうです。 ただ明治以降になると、現在のような機械的なサイレンが普及し、半鐘は次第にその役目を終えることに。ただ、シンボル的な意味合いから、そのまま残されているケースも多いようです。 また、災害が身近に起こるようになった昨今の風潮を受け、地域防災の意識が高まる昨今、復活の兆しもあります。

    
3本の横帯と4本の縦帯で仕切られたデザインが一般的
    

大きさは10数センチメートルのものから、数十センチメートルのものまで幅広いですが、半鐘と呼ばれる釣鐘は、大抵高さ50センチメートルくらいのものまでを指します。 ただ、大きなものでは重さは数十キロにもなりますから、一人で持つのは大変。 また、大きなものはデザインも梵鐘に似ていますが、鈴に近いような小さなタイプはデザインも豊富で自由。 中には机の上に置くような文具、あるいは鑑賞目的の品も見られます。
なお、基本的なデザインは梵鐘のそれと同じで、一番上に鐘を吊るすための逆U型のフックが設計され、その部分を「竜頭(りゅうず)」と呼びます。 その竜頭から下がっていくにつれ、竜頭を支えている笠形(かさがた)、上帯、中帯、下帯と3本の横帯で区切られ、それぞれ上から区切られた区間を、乳の間、池の間、草の間と呼びます。 さらに縦帯も4本入るのが基本で、区分はさらに分けられます。 そして、それぞれの区分には決められた装飾が施されているのも特徴。 たとえば乳の間はそのまんま、乳をイメージする無数の突起が、規則的に配列されています(梵鐘の場合は108つのタイプが多い)。 池の間には銘文や、天人、仏といった図柄がデザイン。 草の間には撞木で叩くための撞座(つきざ)が設けられていて、下帯部分には唐草などの文様が描かれ、最下部の縁の部分は駒の爪(こまのつめ)と呼びます。 さらに、家紋のよう文様が入っている作品もあります。
なお、竜頭は2匹の竜がまるで鐘を咥えているかのようなデザインが多く見られますが、1匹の竜が踊っているような作品もあります。 一方で、このような装飾を一切排除し、金属製のコップを逆さにしたようなシンプルな半鐘もあります。 なお、素材は青銅製が一般的で、1200度に熱した銅と錫を混ぜ合わせ、鋳型により作られます。

    
鋳物師が数カ月かけて製作
    

製作が盛んだった江戸時代には、多くの鋳物師(いもじ)が梵鐘や半鐘を手がけています。 福岡では、磯野正慶や桃山時代に博多に移住してきた、芦屋鋳物師の末裔である大田兼藤などが有名。 1820年頃まで鋳物づくりが盛んだった三重県の田光(たびか)では、諸岡性、天猫性、松永性の鋳物師の銘が入った半鐘などが数多く作られたようです。
なお、現在でも半鐘づくりを手がけている製作所はあり、京都の西本願寺や三十三間堂、成田山新勝寺などを筆頭に2万を超える鐘を納めてきた実績を誇る、 茨城県にある創業800年の小田部鋳造は、現在関東地方で唯一の梵鐘メーカーとなっています。 その他、富山県の老子製作所。900年の伝統を誇る山形鋳物を手がけてきた渡邊梵鐘なども有名です。
※鋳物師:「いものし」と呼ぶこともあります。

高価な鐘は窃盗や鋳潰の対象に
    

ただ残念なことに、半鐘や梵鐘の多くは第2次世界大戦時に出された金属類回収の令により、 文化財指定などを受けているものを除いたその多くが、回収後溶かされ、およそ9割もの鐘が、この戦争で消失したと言われています。 また、10年ほど前にも金属価格が高騰した際に、各地で鐘が盗まれる事件が多多発しました。
※鋳潰(いつぶす):金属製品を溶かして地金に戻すこと。

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