西洋アンティーク・洋食器を知る

洋食器を中心に数多くの品が存在

　Antique（アンティーク）とはもともとフランスの言葉です。このような背景からもわかるように、西洋アンティークとは、フランス、イギリスなどのヨーロッパの他、アメリカを加えた欧米の年代物の生活雑貨、あるいは美術・工芸品全般を指します。そのため扱うアイテムはかなり幅広く、各種キッチン用品、ナイフ・フォーク・スプーンなどのテーブルウェア、洋食器、和ガラス以外のガラス製品、ポットやジャグといった陶器、ブレスレット・ロザリオ・リング・クリップなどのアクセサリー類、レース・テーブルクロス・マットなどのファブリック類、ボタンや糸などのソーインググッズ、各種置物やオブジェ、スタンドのシェードや電源カバー、その他文房具等々、ほんとうに多種多様な作品が見られます。
　中でも人気があり、高値で取り引きされているのが洋食器で、専門に扱うショップも数多くあります。特に、マイセン（Meissen）、バカラ（Baccarat）、ロイヤル・コペンハーゲン（Royal Copenhagen）、エルメス（HERMES）、ウェッジウッド（Wedgwood）、リチャード・ジノリ（Richard Ginori）、ヘレンド（Herend）、アウガルテン（Augarten）、ロールストランド（Rorstrand）、セーヴル（Sevres）、ロイヤルドルトン（RoyalDoulton）、ミントン（Minton）、エインズレイ（Aynsley）、ローゼンタール（Rosenthal）、リモージュ（Limoges）、ヘレンド（Herend）、アラビア（Arabia）、ノリタケ（Noritake）、ラリック（LALIQUE）などのブランドは有名で、バカラやウェッジウッドは、洋食器に詳しくない人でも、一度はその名を聞いたことがあるのではないでしょうか。