買取実績
栃木県下野市にお住まいの方からお譲り頂きました、白磁のお皿です。
お客様のお父様は、骨董品・美術品・現代作家の作品など幅広いものを収集されていたとのこと。
残念なことに、昨年、お亡くなりになられ、遺品整理のためご連絡頂いたそうです。
ご実家にはこの白磁のお皿の他にも、茶器などの陶磁器、ブロンズ像などの彫刻、日本刀、三味線、カメラ、万年筆といったお品がずらり。
「私は骨董品や美術品などのことはよく分かりません。でも、父がとても大事にしていた品ばかりなので、価値の分かる人に譲りたい」
と、ご連絡頂きました。
「もちろん、父はかなりの収集家であったので、お譲りすればかなりの金額になることも、期待しています(笑)」
実際、その通りでした。
この作品は人間国宝、井上萬二(いのうえまんじ)のお品です。井上氏は白磁づくりに徹底的にこだわった作り手として有名な人物。海外での評価も高く、ドイツ、ハンガリー、モナコなどでも展示会を開催しています。
また、アメリカで白磁づくりの指導経験を持ち、現地には彼の弟子が150人ほどもいるんだとか。ちなみに国内の弟子は500名以上にもなります。
現在は生まれ故郷の有田市に釜を構え、90歳近くなった今も、お弟子さんを育てているそうです。
お譲り頂いた他のお品も、井上氏のような人間国宝、あるいはそれに近い有名作家が作られた逸品が数多くありました。他にも金工師の銘が入った日本刀なども。こちらは刃が竹材で出来た竹光ですが、鞘・柄・鍔などが非常に立派な逸品です。ただ今鑑定中です。
全てまとめて、高値でお譲り頂きました。
お譲り頂いたお品は全部で20点ほど。50万円という買取金額になりました。ここまでの額になるとはお客様も思っていなかったようで「父はいったい、いくら注ぎ込んでいたんでしょうね」と、苦笑いされていたのが印象的でした。当店は幅広いジャンルの骨董品や美術品、また現代作家の作品を扱っていますので、まとめてお品を処分したい際には、お力になれると思います。何か気になることがございましたら、いつでもお気軽にこちらの査定フォームこちらの査定フォームよりお問い合わせください。