買取実績
群馬県太田市にお住まいのお客様からお譲り頂きました、茶器のセットになります。
お客様のお母様が陶器好きだったとのこと。数年前に亡くなられ、遺品などはそのままだったそうですが、今回ご実家を処分するということで、ご連絡頂きました。
そのためご自宅に伺うと、他にも焼物のコレクションがずらり。中でも多かったのが有田・伊万里焼でした。金襴手を初めとする色柄を施した作品が多く、お母様のご趣味が窺えました。
お譲り頂いたお品の窯元は十三代今泉今右衛門。
今泉今右衛門は佐賀県にある窯元です。
焼物好きな方であれば見てお分かりの通り、伊万里焼に由来しているのが特徴です。
江戸時代から続く歴史のある窯元で、現在の当主は十四代目。
370年以上続いています。
もともとは地元の鍋島藩が、徳川家への献上品として焼物を製作。そのため高級陶磁器としても有名です。十四代当主の現行品も、数十万円する品が少なくありません。
「赤・緑・黄・藍」を精巧に色付けする技法が特徴で、特に青磁以外の色鮮やかな作品は「色鍋島」と呼ばれ、高い評価を得ています。
十三代はポルトガルやフランスなど海外でも活躍していた作り手であり、日本伝統工芸展をはじめとする数多くの展示会で賞を獲得。勲章も受賞。人間国宝の指定も受けています。
ただ、今回のお品は、あくまで窯元としての作品でした。それでも有名な窯元であること、共箱、案内書付ということで、引き取らせて頂きました。
当店では、戦前に作られたいわゆる骨董・アンティーク品をメインで扱っております。ただ今回のお品のように、有名な作家や窯元の場合は別。価値あるお品でしたら、共箱や案内書がなくても、状態がそれほどよくなくても構いません。また、1点からでも買い取らせて頂く場合もあります。気になるお品がございましたら、まずはご連絡ください。また24時間365日、こちらの査定フォームこちらの査定フォームからでも、お問い合わせを受け付けております。