買取実績
茨城県土浦市にお住まいのお客様からお譲り頂きました、矢立(やたて)になります。
ご自宅の敷地内に建つ、先祖代々からの蔵を解体していたところ、数多くの骨董品が出てきたそうです。
なお、他の骨董品は、根付、煙管、硯箱、煙草入れなど。明治時代に流行したお品が目立ちました。
矢立は、昭和初期まで実際に使われていた携帯文具です。筒の部分に筆を。筒に付属する壺や印籠に墨を入れておくことで、いつでもどこでも文字を書くことができる、言わば現代のボールペンのような存在です。
そのため、当時は多くの人が持っていたとされています。
ちなみに”矢立”という言葉の由来は、そのまんま。武士が戦場で矢を入れておくために背負っていた筒に由来しています。
今回お譲り頂いたお品はシンプルなデザインですが、ユニークな形をした矢立も数多くあります。刀、鉄砲、太鼓、三味線、千両箱、小槌など。持ち手の職業や特徴を表した品も目立ちます。商人向けのそろばん型。女性であればかんざしなどです。
江戸の人たちは印籠や煙草入れとあわせ、この矢立を帯からぶら下げて持っていたようです。
今回のお客様からは、先に紹介した他の骨董品もあわせてお譲り頂きました。蔵解体や遺品整理といった場合には、多くの骨董品や価値あるお品が出ることが多いですよね。
まとめてお譲り頂く場合は単品での査定より高くなるケースがほとんどですから、そのような場合は、ぜひご連絡ください。
「俺にはガラクタにしか見えないけれど、こんなにも高額で引きとってくれるんだ!」と、お客様からはお喜びの声を頂きました。確かに今回のお品の保存状態はあまりよくありません。しかし、明治の初め頃と、かなりの年代物。骨董品です。ですから高値で引き取らせて頂きました。「価値なんて無さそうだから捨てよう」。その前に、ぜひともご連絡ください。メールでのお問い合わせは24時間365日いつでも、こちらの査定フォームこちらの査定フォームで受け付けています。